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第1回パートナーセラピスト養成デモ研修、初日を実施しました

2012年2月10日、リリムジカのパートナーセラピスト養成デモ研修の初日を行いました。当社では2012年夏以降、音楽療法士の募集および研修を予定しております。それに先立ち行なったのが今回のデモ研修です。本養成デモ研修のカリキュラムは3日間、すでに当社パートナーセラピストとして働いている梅田に加え、二人の方が研修に参加しました。

開始前

初日のテーマは「パートナーセラピストとして働くにあたっての考え方や振舞い方の習得」です。

会社紹介

左端の梅田以外は初対面なので、まずは会社の説明から。夏以降の本研修では会社説明会を研修と分けて実施する予定です。

参加者自己紹介

続いて参加者の自己紹介。パートナーセラピスト養成研修は、一方通行の講義ではなく参加者が自分で話して気づくことを大切にしています。めがねをかけているKさん「前職の上司の影響で、激辛のカレーが好きになりました」。

パートナーセラピストの仕事風景

自己紹介を終えると、パートナーセラピストの仕事紹介。2009年に女子才彩という番組で取材いただいたときの映像を観てもらいました。

「パートナー」にこめられた意味

リリムジカでは共に働く音楽療法士のことを「パートナーセラピスト」と呼んでいます。「パートナー」という言葉には、「音楽療法参加者の人生のパートナーでありたい」という願いがこめられています。音楽療法参加者だけでなく、そのご家族や施設の職員、リリムジカの組織とも「パートナー」でありたいという意味もあります。

ご挨拶のロールプレイ

パートナーセラピストについての紹介を終えたあとは、いよいよ実践講義です。最初はセラピストの振舞い方。当初はおじぎの仕方を実践する予定でしたが、「せっかくおじぎをするならば」という話になり、シチュエーションを定めてロールプレイをすることにしました。写真は「座っている施設の利用者さんにセッションに来たセラピストがご挨拶をする」というシチュエーション。「部屋に入った瞬間に挨拶をすべきか」、「するとしたらどれくらいの声量が良いか」、「利用者さんと話すときの距離はどれくらいが心地良いか」、「気の進まない雰囲気を感じたらいつ身を引くべきか」といったトピックが出ました。

研修後、このロールプレイについて「もっといろいろなシチュエーションにでもやってみたい」という感想をもらいました。夏以降の本研修では「職員さんとの会話」や「ご家族とのコミュニケーション」など、多くのシチュエーションについてロールプレイを取り入れる予定です。

パートナーセラピストの言葉遣い

姿勢に続いて、セラピストの言葉遣いについて学びました。学校で学んだ言葉遣いは、音楽療法の現場で使うとかえって通じにくいことがあります。たとえば音楽療法では「対象者」や「クライエント」という言葉を使うことがあります。しかしながら、介護の現場が「クライエント」という言葉になじみがあるとは限りません。私たちは「クライエント」についてセッションに参加している人という意味で「ご参加者」という言葉をよく使います。

また、同じもの・ことでも施設によって言い方は様々です。たとえば施設を利用している方について、「利用者様」、「ご利用者」、「入居者様」、「お客様」など様々な言い方があります。私たちは施設やご自宅に出張をして仕事をしています。出張先の方々となるべく早く信頼関係を築くため、言葉遣いについて、私たちは施設ごとに合わせるようにしています。

「信頼されるセラピスト」についてのディスカッション

振る舞い方や言葉遣いを学んだあとは、「信頼されるセラピストとは?」というテーマでディスカッションをしました。

キーワードを書き出す

ディスカッションで出た内容を、一人ひとりキーワードにまとめていきます。

ホワイトボードに並べて分類

出てきたキーワードをホワイトボードにはって、共有。

今回は次のような言葉が出ました。

安心。人間性。あたたかさ。言葉遣い。笑顔。傾聴。共感。
コミュニケーション。姿勢。態度。
利用者さんにどうなってほしいか。利用者さんはどういう人か。
専門性。記録。継続。目標。報告。
納得感。
誰からの信頼か(参加者、職員、他のセラピスト、自分)。
情報共有。仲が良い。お互い高めあえる。
音楽療法を語れる。
自分自身に想いがある。
音楽をどう使うか。
セッションの質。
音楽そのものの技術。即興性、柔軟性。
技術。
準備をきちんとする。

信頼されるセラピストに絶対の答えはありません。自分なりに考えをまとめ、あるべき姿であり続けようと努めることが大切です。夏以降の本研修でもこうした形で自らの考えをまとめるプログラムを取り入れる予定です。

音楽療法士が身につけるべき「仮説力」

初日の最後は「仮説力」と「文章力」についてお伝えしました。

音楽療法士はただ音楽の時間をつくればよいのではありません。参加者に良き変化を生み出せるよう、意図をもって音楽を使います。そこで不可欠なのが仮説を立てることです。何の曲を使うべきか、楽器をお渡しすべきかどうか、歌ったあとに質問をすべきかどうか。プロのセラピストは一つひとつ仮説をもって動いています。たとえその瞬間無意識だったとしても、後から聞けば行動についての説明ができます。一方、もし仮説を立てられなければセッションで何をするかを決められません。

というわけで、仮説の立て方をお伝えし、実際に仮説を立てるワークを行いました。当初は参加者で仮説を各自2個ずつ立てる予定でした。しかし、チェックのシャツを着ているIさんが書いた事例がイメージしやすかったので、Iさんが提示した事例について参加者全員で仮説を立てました。結果、参加者それぞれで違った内容の仮説が出ました。同じ事例からでも参加者それぞれで異なる仮説が生まれたことは良い気づきになりました。大切なのは、たくさんの仮説をつくって、たくさん検証することです。仮説と検証結果を文章に残すことにより、一連のプロセスは社会の財産にもなります。

ひととおりの講義を終えたあとは、アンケートを書いてもらい、初日の研修を終えました。

次回のパートナーセラピスト養成デモ研修は2月14日(火)の晩。テーマは音楽力です。音楽力は、参加者さんに満足してもらえるセッションを実施するための礎となります。次回は特に伴奏について、その技能を深めていく予定です。

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(2012年02月10日)

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